コア・スイッチングとルーティングを統合した「ユニバーサル・スパイン」を実現

2016年3月29日、カリフォルニア州サンタクララ発 -- アリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、スイッチングとルーティングの機能を兼ね備えたプラットフォーム製品の新シリーズとして、Arista 7500Rシリーズ を発表いたしました。7500Rシリーズは、アリスタが提唱する「ユニバーサル・スパイン」のアーキテクチャを支える重要な製品です。大規模ネットワークの実現や、プライベート/パブリック/ハイブリッド・クラウド間でのワークロードの移動など、クラウド・サービス・プロバイダや次世代のエンタープライズ・データセンターのニーズに応えます。

Netflixのグローバル・ネットワーク担当バイスプレジデント、Dave Temkin氏は次のように述べています。「Netflixは、Arista 7500Rを導入することで、コストを抑えつつ、ユーザー・エクスペリエンスを最大限に高めます。アリスタのたゆまぬイノベーションによって、画期的なCDN(Content Delivery Network)アーキテクチャが実現されました。従来のルーターと比べて、帯域幅が10倍、価格が10分の1というのは、圧倒的な価格性能比です」(Netflix

クラウド・ネットワーキング向けのスイッチとルーターを統合した業界初の製品

Arista 7500Rシリーズは、業界に大きなインパクトを与えた7500Eシリーズを基盤としています。他の追随を許さない高密度の100GbEインタフェースと、巨大なフォワーディング・テーブルを備えた、モジュール型のシングルシャーシ製品で、既に購入済みのアリスタ製品を最大限に生かせる構成になっています。7500Rシリーズの主な特長は次のとおりです。

EOSは、拡張性を考えた構造になっており、APIインフラも進化を続けています。今回のバージョンでは、普及が進みつつあるプログラミング言語「Go」で開発したエージェントを新たにサポートしたほか、OpenConfigのAPIとデータモデルにも対応しました。

  • 最大115 Tbpsのシャーシ・ファブリック容量
  • 3種類のフォームファクタから選べる最大432ポートのワイヤー・スピード
  • 高信頼パケット転送を実現する288 GBのディープ、ならびにスマート・パケット・メモリ
    • ロスレス転送を実現する仮想アウトプット・キュー(VoQ)
  • 1/10/25/40/50/100GbE サポート
  • FlexRoute™によりMPLS (Multiprotocol Label Switching)、セグメント・ルーティング、EVPN (Ethernet Virtual Private Network) プロトコルを最大 100万経路サポート
  • プログラム可能なトラフィック・エンジニアリング技術により最大128,000のMPLS、GRE (Generic Routing Encapsulation)、VXLAN (Virtual Extensible Local Area Network)、IP-in-IP トンネルをサポート
  • サービス事業者向けのNEBS (Network Equipment Building System)仕様準拠
  • 7500Eならびに7500R シリーズの豊富なラインカード・セレクションを利用可能
  • 7500Rシリーズの3種類の新ラインカードをサポート
    • 36 x 100GbE QSFP (10/25/40/50/100GbE)
    • 36 x 40GbE (10GbE、ならびに最大6ポートの100GbEと組み合わせ可能)
    • 48 x 10GbE SFP+ 、ならびに 2 x 100G QSFP

アリスタの最高開発責任者兼会長のAndreas Bechtolsheimは次のように述べています。「7500Rは、クラウド・スケール・ネットワークにおいて「ユニバーサル・スパイン」によりフル・インターネット・ルーティング・テーブルをサポートする、最高のパフォーマンスを実現したスイッチ・ルーター・プラットフォームです。」

新たなスパインにコア層の機能を吸収

アリスタ製品では、スケーラブルな2階層のリーフ/スパイン・アーキテクチャと、1階層のSplineアーキテクチャのクラウド・ネットワークを構築でき、データセンター内のアプリケーション間で、耐障害性と可用性に優れたアクセスを実現します。トラフィック・パターンが時代と共に変化する中、従来のコア層のルーティングに代わり、Arista 7500Rシリーズを基盤とするスパインを導入することで、迅速な再コンバージェンスが可能となり、データセンター同士やインターネットとの間の耐障害性も高まります。

Arista 7500Rシリーズは、MPLS機能をサポートしています。最大13ラベルのディープ・パケット・ルックアップに対応し、大規模なネットワークでのプログラム制御を実現します。Arista EOS(Extensible Operating System)を基盤としていることから、ネットワーク全体の状態データベースを一元的に管理するNetDBやSDKなど、EOSの特長を生かすことができます。インターネットのようなベストエフォート型のフォワーディングではなく、巨大なネットワーク全体の中で最適な経路をカスタマイズできます。セグメント・ルーティングやEVPNなど、最新鋭のプロトコルもサポートしており、次世代のトラフィック制御への移行も簡単です。旧来のスタックのオーバーヘッドはありません。

旧来のネットワーク・デザインは、サイロ化した「Places In the Network(PIN)」の考え方を基盤とし、コア、ブランチ、データセンター、エッジという形でルーティングが分かれていました。Arista 7500Rシリーズはその概念を破ります。PINのそれぞれの役割を巨大なユニバーサル・スパインで統合し、ストレージ・ネットワークやエッジ・ルーターのトポロジを拡張します。

提供開始時期

  • 7504Rと7508R は2016年第2四半期(今期)リリース
  • 7500R のラインカードは2016年第2四半期(今期)リリース
  • 7512R は2016年第3四半期リリース予定
  • 価格は100GbEポートあたり$3000から

アリスタネットワークスについて

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンターのストレージとコンピューティング環境に特化した先進のSDCN(Software Driven Cloud Networking)ソリューション企業として設立されました。さまざまな受賞歴を誇るアリスタのプラットフォームは、10G~100Gbpsのイーサネットに対応し、従来の概念を覆すスケーラビリティ、即応性、耐障害性を備えています。CloudVisionと、先進のネットワークOSであるEOSを基盤とするクラウド・ネットワーキング用のスイッチは、全世界で500万ポート以上が導入されています。オープン規格を推進するアリスタは、25/50GbE Consortiumの創設メンバーでもあります。アリスタネットワークスの製品は、パートナーを通じて、世界各地でご利用いただけます。

ARISTA、EOS、CloudVision、Splineは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です. 詳細情報やリソースについては、www.arista.comをご覧ください。

このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、アリスタのクラウド・ネットワーキング・ポートフォリオの設計と実装で利用されている特徴とベストプラクティスに関する記述、および、運用コストの削減とサービス・レベル・アグリーメントの向上に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、当社の限定的な稼働履歴と新製品の開発経験および発売経験、製品、サポート、またはサービスの品質に関する問題、急速に進展する技術革新、顧客要件と業界標準、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

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