継続的なMicrosoftとのパートナーシップによりSONiCを活用したオープン・ネットワーキングを実現

2020年5月5日、カリフォルニア州サンタクララ発 -- アリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、SONiC(Software for Open Networking in the Cloud)を搭載したアリスタのスイッチの提供により、オープン・ネットワーク・ソフトウェアに向けた取り組みを強化したと発表いたしました。新しいArista SAI(スイッチ抽象化インターフェイス)により、SONiCソフトウェアをアリスタのスイッチング・プラットフォームに展開できるようになったため、オープンソース・ソフトウェアとArista EOS®の両方のメリットを活かし、オープンで高性能、高い可用性を持つネットワークを柔軟に構築できるようになりました。

MicrosoftのDistinguished EngineerであるDave Maltz氏は次のように述べています。「この最新の取り組みは、アリスタとMicrosoftが長年にわたってパートナーとしてお互いにクラウド・ネットワーキングの推進に取り組んできたことを示す新たな事例となります。SONiCのサポート拡大により、お客様はアリスタの幅広いプラットフォームのポートフォリオ、高品質なシステム設計、グローバルなサポートを利用できるようになるため、クラウド・ネットワーキングの導入がさらに推進されるでしょう」

アリスタの最高執行責任者、Anshul Sadanaは次のように述べています。「アリスタはオープン・ネットワーキングの分野で長年にわたってコラボレーションを行い、サポートを提供してきました。SONiCにも大きく貢献しています。SONiCを搭載したアリスタのスイッチを利用することで、オンプレミスの企業データセンターにオープン・ソフトウェアという選択肢が増えることになります。世界レベルのエンジニアリングとワールドクラスのサポートにより、お客様が耐障害性、自動化、最新の分析機能についてクラウド・ネットワーキングによる変革を実現するお手伝いをいたします」

Arista SAIの紹介

アリスタのSAIレイヤにより、アリスタの高度に設計されたハードウェアとプラットフォーム・ドライバを利用しつつ、SONiCをアリスタのスイッチ上で動作させることができるようになります。SONiCは複数のハードウェア・プラットフォーム上で動作するオープンソースのネットワーク・オペレーティング・システムで、当初はMicrosoftがAzureクラウド・プラットフォーム向けに開発したものです。

Arista SAI

Arista SAIにより、ユーザは、オープンソースのソフトウェア・プラットフォームに標準化することができるため、資産全体の統一性を確保するとともに、アリスタが核となるプラットフォームにおいて開発した差別化につながる機能も利用できます。アリスタのハードウェア・プラットフォームに搭載されたArista SAIは、堅牢なソフトウェア、最新のストリーミング・テレメトリ、詳細なトラブルシューティング・ツール、多様なプラットフォームのサポートを提供します。さらに、アリスタは、業界をリードするエンジニアリングおよび顧客サポート組織を通して、ソフトウェアとハードウェアのサポートを一体的に提供します。

Arista SAIの主なメリットは次のとおりです。

  • 市場をリードするアリスタのデータセンター・ポートフォリオから高性能なプラットフォームを選択してリーフ/スパイン・ネットワークを構築
  • DevOpsツールを利用し、コンピューティングおよびネットワーキングの展開を一貫して自動化することによる運用コストの削減
  • OpenConfig APIによる詳細なプラットフォーム・テレメトリのネイティブなストリーミング
  • クラウド展開の経験を活かした、大規模で広範囲にわたるデバッグ機能
  • アリスタのワールドクラスのサービス体制による24時間365日の顧客サポートで、SAIやプラットフォーム関連の問題を解決し、良好なエンドユーザー・エクスペリエンスを提供

ネットワーク・オペレーティング・システムとしてSONiCを搭載したアリスタのスイッチは、アリスタ標準のEOS搭載スイッチとは別に提供されます。お客様は、これらのシステムで、Arista EOSと、SONiCソフトウェアを搭載したArista SAIを自由にお選びいただけます。さらに、SAIを搭載したアリスタのプラットフォームは簡単にEOSに移行できるので、主流の機能豊富なEOSソフトウェアに柔軟に移行し、ネットワーク内での幅広い役割に役立てることができます。

オープン・ネットワーク・ソフトウェアのメリット

大規模にネットワークを展開するお客様は、一貫性のある運用モデル、オープン・ソフトウェアの選択肢、幅広いハードウェア・プラットフォームから選択できる柔軟性を求めています。オープン・ネットワーク・ソフトウェアが持つこれらの特長により、ネットワーク事業者は、運用環境をカスタマイズして保守性、可用性、拡張性を確保するとともに、多様なサービスの開発、テスト、展開において統一されたワークフローを導入できます。オープン・ネットワーク・ソフトウェアのモデルを導入することで、お客様は汎用シリコンの最先端テクノロジーを利用しつつ、迅速なテクノロジーの移行を実現し、クラウド規模の展開における新たなユースケースに応えることができます。

提供開始時期

オープンソースのSONiCオペレーティング・システムはすでに提供されており、一部のお客様向けにアリスタのスイッチング・プラットフォームに搭載されています。Arista 7050Xおよび7060Xシリーズのスイッチング・プラットフォームへのArista SAIの搭載は、2020年下半期に予定されています。

アリスタネットワークスについて

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンターとキャンパスの環境に特化したソフトウェア・ドリブン型のコグニティブ・クラウド・ネットワーキングのパイオニア企業です。さまざまな受賞歴を誇るアリスタのプラットフォームは、従来の概念を覆す可用性、即応性、自動化、分析、セキュリティを備えています。CloudVisionと、先進のネットワークOSであるEOSを基盤とするクラウド・ネットワーキング用のスイッチは、全世界で2,000万ポート以上が導入されています。プライベート/パブリック/ハイブリッド・クラウド・ソリューション間でオープン規格を推進するアリスタの製品は、パートナーを通じて、世界各地でサポートされています。

ARISTA、EOS、CloudVision、コグニティブ Wi-Fi は、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.comをご覧ください。このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、性能、機能、効率に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、技術や市場の急速な変化、製品、サポート、またはサービスの品質に関する問題、顧客要件と業界標準、市場、政治、経済、ビジネスに関する全般的な状況、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

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