オンプレミスとクラウド・サービス展開の両方においてCloudVisionの機能を拡張

2020年8月18日、カリフォルニア州サンタクララ発 ― アリスタネットワークス(以下、アリスタ)は本日、フラッグシップ製品であるCloudVision®プラットフォームに、新しいエンタープライズ・クラスのSoftware-as-a-Service(SaaS)形態での提供を追加すると発表いたしました。この新製品、CloudVision as-a-Serviceは、完全に管理されたソフトウェアサービスとして提供され、クライアントからクラウドまで広がるマルチドメイン・ネットワークを自動化することにより、価値創出までの時間を短縮し、弾力的なスケーリングを実現し、持続的なネットワーク保証を提供します。

アリスタの創立者、最高技術責任者、ソフトウェア・エンジニアリング担当副社長、Ken Dudaはこう述べています。「CloudVisionのコグニティブNetDBによって、独自の状態共有アーキテクチャを単体のスイッチからクラウドに拡張し、統合ネットワーク・データ・プラットフォームを形成しました。このプラットフォームの上に、先進のネットワーク保証サービスによりネットワークの信頼性を高める次のステップである、SaaSベースの製品としてのCloudVisionを構築しました。CloudVisionをSaaSプラットフォームとして導入することにより、多くのお客様が運用の現場を刷新し、運用の複雑さを全般的に軽減できると確信します」

CloudVision as-a-Serviceは、既存のCloudVisionオンプレミス・ソリューションの正常進化形であり、どちらの展開モデルでも同じ機能を一貫してサポートします。これにより、展開モデルが異なっていても、すべてのお客様が共通の操作環境を利用できます。

クラスドベースのユーザー・エクスペリエンス

従来型のエンタープライズ・ネットワーク管理は、オンプレミスに展開する必要があり、サーバーとアプライアンスのアップグレードと保守を継続しなければならず、容量が固定され、データ共有に制限がありました。CloudVision as-a-Serviceを導入すれば、単一のクラウドベース・サービスによるエンタープライズ全体のネットワーク自動化、テレメトリおよび分析があらゆるネットワーク・インフラストラクチャで可能になります。安全なマルチテナントのクラウド環境が、エンタープライズ・ネットワーク全体で一貫して実現され、次の重要な機能が提供されます。

  • SaaSベース・オンボーディングおよびサービスとしてのゼロ・タッチ・プロビジョニング(ZTP): ネットワークの継続的なアップグレードと移行が大幅に簡素化され、ハンズフリーも同然になります。CloudVisionとデバイスの最新機能をリアルタイムで確実に利用できるため、複雑なアップデートに追随し続ける必要がなくなり、価値創出する時間が短縮されます。
  • 弾力的なスケーリングとパフォーマンス: CloudVisionの既存のクラウドネイティブなKubernetesクラスター・アーキテクチャを基盤とし、アリスタのコグニティブNetDBを利用してグローバルなクラウド・リージョンと可用性ゾーンにデータを分散化できるため、柔軟性の高いパフォーマンス、容量およびスケーリングが得られます。
  • 継続的なネットワーク保証: CloudVisionが搭載するAI/MLベースの分析エンジンは、匿名化された顧客データから洞察を導き出し、それをサポートの一部として提供するので、問題を事前に検出し、阻止できます。

クラウド原則に基づく構築

既存のスケールアウト・クラスター・アーキテクチャを基盤とし、CloudVisionをクラウド・ベースの高性能サービスとして提供することにより、オンサイトでの作業なしに、統一され、かつ自動化された展開、プロビジョニングおよび保守を行うことができます。さらに、アリスタがサービスを継続的に保守しチューニングし、を常に有効なデータ暗号化を提供し、セキュリティ・パッチを事前提供し、また弾力的なスケーリング、自動化バックアップ、フェイルオーバーおよび復旧を有効にするので、お客様が管理ソフトウェア・インフラストラクチャの信頼性、パフォーマンスおよびセキュリティに注意を払う必要がなくなります。

CloudVision as-a-Serviceでは、安全な運用のため、顧客データを継続的に保護します。保存データと転送中のデータをすべて暗号化し、データセットを匿名化し、セキュリティに優れた運用手続きを使用します。強固な認証とアクセス制御が、お客様の既存のセキュリティ・ポリシーとコンプライアンス要件に統合されます。サービスがマルチリージョンに展開されるため、お客様のパフォーマンス、管理性および可用性のSLAは、ワークロードや展開の規模の違いに関係なく、常に満たされます。

AIとMLに対応したエンジンを基盤に

CloudVision as-a-Serviceでは、AIと機械学習がアリスタのコグニティブNetDB(状態主導型ネットワーク対応データベース)に組み込まれ、コンピューティングとストレージの容量をオンデマンドで弾力的かつ大規模に提供してリソースの割り当てを効率化し、コンピューティング・リソースを大量に消費する分析を臨機応変に提供します。また、集約され、匿名化された顧客データセットにグローバルにアクセスできるCloudVision分析エンジンは、より広く高度な洞察を提供します。サポートの推奨事項が、より高い精度とより的確なタイミングで提供されるため、すべてのアリスタのお客様に対してネットワーク保証を付加価値サービスとして強化できます。

クライアントからのクラウド・アクセスをシームレスにすることで従来の縦割り化を解消

アリスタのコグニティブ管理プレーン・フレームワークの構成要素であるCloudVisionは、データセンター、有線および無線のキャンパス、パブリック・クラウドのユースケースにわたって一貫性のある管理プレーンを提供し、従来の縦割り化されたネットワーク管理体制を解体することにより、ネットワーク運用を円滑化します。CloudVision as-a-Serviceを使用すれば、インフラストラクチャを構成する大規模データセンター、ワイヤリング・クローゼット、クラウド・アプリケーション・プラットフォームなどを迅速に展開することが可能になり、高度な信頼性と安全性が得られ、コストの削減や要件の拡大に対応するための拡張も容易です。クライアントからキャンパス、データセンター、クラウドまで、ユースケースによるメリットは多岐にわたります。

  • データセンターの場合、CloudVision as-a-Serviceは、お客様のソフトウェア主導型自動化ソリューションを拡張します。データセンター向けのネットワーク管理プラットフォームのセットアップと管理に、お客様がオンサイトでリソースを投じる必要はありません。CloudVision as-a-Serviceは、使い慣れた機能とAPIはそのままに、既存のCloudVisionのお客様に価値を追加するアップグレードを提供します。
  • キャンパスの場合、旧型のワイヤリング・クローゼットから移行中のお客様は、ワイヤリング・クローゼットの展開を簡素化し、有線と無線のネットワーク展開を共通の統合された手順で行うことができます。サポートが強化され、トラブルシューティングが容易になります。
  • 複数のパブリック・クラウドを利用するお客様は、クラウド運用モデルと整合する自律型テナントとサイト・プロビジョニング・サービスを利用し、すべてのソフトウェア主導型クラウド・ネットワーク・インフラストラクチャでプロビジョニングを統一化できます。

CloudVision 2020の新機能

今回のクラウド・サービスの提供に加え、新しいCloudVision 2020のリリースでは、たくさんの機能が強化されます。変更管理機能の強化によるネットワーク全体のアップグレードの最適化、コンプライアンスの強化によるリスク管理、新しい可視化機能による平均問題解決時間の短縮、スケーリングとマルチクラウド機能による展開適用性の拡大などが、これに含まれます。

提供開始時期

CloudVision as-a-Serviceは現在、一部のお客様に限定して提供されており、一般提供は2020年第3四半期になる予定です。CloudVisionの新機能は、2020シリーズのリリースに搭載されています。

今回の発表について詳しく説明したJayshree Ullalのブログをこちらでお読みください。

アリスタネットワークスについて

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンターとキャンパス環境に特化したSDCN(Software Driven Cloud Networking)ソリューション企業として設立されました。アリスタの受賞歴のあるプラットフォームは、CloudVision®と先進的なネットワーク・オペレーティング・システムであるArista EOS®によって、可用性、俊敏性、自動分析、およびセキュリティを提供します。詳細については、www.arista.comを参照してください。

ARISTA、ColudVision、CloudEOSは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.com.をご覧ください。このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、コスト削減、性能、信頼性、効率セキュリティ機能に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、技術や市場の急速な変化、顧客要件と業界標準、市場、政治、経済、ビジネスに関する全般的な状況、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

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