クライアントからアプリケーションまでのモニタリングと分析を強化

2020年12月8日、カリフォルニア州サンタクララ発 -- アリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、アリスタのスイッチング・プラットフォーム上でエンタープライズ全体のトラフィックを可視化し、コンテキストに応じたインサイトを提供するネットワーク・オブザーバビリティ・ソフトウェア DANZ Monitoring Fabric (DMF) を発表いたしました。ネットワーク・オブザーバビリティは、分析に基づく次世代アプローチにより、データセンター、キャンパス、エッジのユースケースでネットワークの可視化を実現します。この新しいソリューションを利用すると、最新のクラウド・ネットワーキングの原則の採用により、効率を改善し、運用コストを削減しながら、エンタープライズ全体のトラフィックのミッション・クリティカルなモニタリングを可能にします。

ネットワーク・オブザーバビリティでコンテキストに応じた可視化を実現

現在のエンタープライズ・ネットワークの可視化は、分散しているユーザーやIoTデバイスのリアルタイムの要求をサポートするために進化を続けています。デジタル通信のライフラインとして、クライアントからアプリケーション、クラウドまでのエクスペリエンスをリアルタイムで提供するには、ネットワーク・トラフィック分析がきわめて重要です。これらの課題に対処するため、アリスタはクラウド・ネットワーキングの原則、データ分析、コンテキストの洞察、を提供する、新世代のネットワーク・オブザーバビリティを導入しました。アリスタのData Analyzer(DANZ)と、買収したBig Switchのモニタリング・ファブリック・ソフトウェアを統合し、エンタープライズ全体のネットワーク・オブザーバビリティを実現するDANZ Monitoring Fabric(DMF)を発表しました。DMFは、アリスタの一般的なスイッチング・プラットフォームを基盤とし、次の高度なノードをオプションで搭載できます。

  • パケット処理、最適化、フロー生成を行うService Nodeソフトウェア
  • コンテキストを意識した詳細なトラフィック分析と機械学習を行うAnalytics Nodeソフトウェア
  • 組み込みのアプリケーション検出機能を利用して完全なパケット・キャプチャ、クエリ、再現を行うRecorder Nodeソフトウェア

650 Groupの創立者兼テクノロジー・アナリスト、Alan Weckel氏は次のように述べています。「Arista DMFは、従来の個別製品を組み合わせて使用する代わりに、洗練された統合システムを提供して、運用ワークフローを単純化し、インシデント管理や問題解決をスピードアップするとともに、設備投資と運用コストを削減します。市場でクラウド・アプリケーションやIoTデバイスからのデータの急増に合わせた拡張が急速に自動化されつつあるのに伴い、アリスタのDMFは、受動的にではなくコンテキストに応じてネットワークの可視化を行えるようにしています」

ネットワーク・オブザーバビリティは次世代のネットワーク可視化

規制への準拠とサイバーセキュリティの強化により、水平型トラフィック、および垂直型トラフィックに対するエンタープライズ全体の広範なネットワーク・オブザーバビリティが義務付けられています。複雑なスケールアップ設計に依存する従来のネットワーク・パケット・ブローカー(NPB)アプローチの運用は非効率的で複雑であり、水平型トラフィックの展開や管理には桁違いのコストがかかります。

Arista DMFは、クラウド・ネットワーキングの原則に基づき、スケールアウト型リーフ/スパイン、クラスタリング・アーキテクチャ、APIファーストのプログラマビリティ・モデルを使用して、広範囲にわたるオブザーバビリティに最適化されています。DMFコンソールはゼロ・タッチ・ワークフローを提供し、エンタープライズ全体への展開を合理化することで、サービスのアクティブ化を加速します。DMF独自のマルチテナント機能によって、NetOpsチーム、SecOpsチーム、DevOpsチームはDMFをITサービスとして使用し、モニタリングコストをさらに削減できます。

コンテキストに応じたインサイトを提供するNetwork Time Machine

ネットワーク・パフォーマンスの問題を迅速に解決したり、脅威を検出したりするため、ITオペレーターは異常なイベントの発生までネットワーク状態を巻き戻す必要があります。従来のソリューションでは、複数の個別のデバイスにまたがる複雑なホッピングや検知が必要で、平均修復時間(MTTR)が長くなります。

Arista DMFは業界をリードするソリューションで、完全統合型のネットワーク・タイム・マシン・エクスペリエンスを提供します。DMFのシステム・レベルのアプローチでは、メタデータや関連するコンテキストをAnalytics Nodeクラスタに、パケット・キャプチャをRecorder Nodeクラスタに提供します。オペレーターは、このように複数のノードに組み込まれているワンクリック・ワークフローを利用し、過去のネットワーク・トラフィックを即座に取得することによって、過去に発生した異常に狙いを定めることができます。DMF Analytic Nodeの機械学習機能は、自動的にベースラインを設定して、異常なネットワーク動作を動的に識別します。悪意のあるアクティビティをトレースするため、DMF Recorder Nodeは、指定されたセキュリティ・ツールにトラフィック再現機能を提供して、ワンクリックで拡散動作を再現します。

サイバーセキュリティのためのミッション・クリティカルなオブザーバビリティ

ミッション・クリティカルなモニタリングには、セキュリティ・ツールへのロスのないパケット配信が求められ、ディープ・バッファ・プラットフォームの使用が必要になります。DMFは、25Gおよび100Gのインターフェイスを備えたアリスタのフラッグシップ製品、7280R3プラットフォームをサポートしているので、ミッション・クリティカルなモニタリングに適した信頼できるオブザーバビリティ・ソリューションを保証します。DMFの柔軟なファブリックにより、セキュリティ・ツールが関連するネットワーク・トラフィックをすべて受信して、脅威を検出し、検知します。DMFは、アリスタが最近買収したセキュリティ製品であるAwake SecurityのNetwork Detection and Response(NDR)と連携して、NDRのさまざまな取り込みポイントにトラフィックを配信し、結果としてゼロトラスト・セキュリティをエンタープライズにもたらします。

提供開始時期

Arista DMFソフトウェアは、複数年のサブスクリプション・ライセンスとして提供されます。提供開始時期を以下に示します。

  • 7050X3(25Gおよび100G)プラットフォーム用のDMFは出荷中
  • スケールアウト型のクラスタリングと、40G、160G、320Gのパフォーマンスをサポートし、マルチテラビットの処理容量を実現するDMF Service Nodeソフトウェアは出荷中
  • DMF Analytics NodeおよびDMF Recorder NodeとのNetwork Time Machine統合ワークフローは出荷中
  • ミッション・クリティカルなオブザーバビリティのための7280R3(10G、25G、100G)プラットフォーム向けDMFソフトウェア・サポートは2021年第1四半期に提供開始予定
  • オープン・ネットワーキング・プラットフォーム向けDMFサポートは出荷中

今回の発表について詳しく説明したJayshree Ullalのブログをこちらでお読みください。

アリスタのネットワーク・オブザーバビリティのイノベーションや、DANZ Monitoring Fabricソリューションについて詳しくは、こちらをご覧ください。DMFのオンライン試用は、こちらからご登録ください。

アリスタネットワークスについて

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンター、およびキャンパス環境向けのコグニティブ・クラウド・ネットワーキング・ソリューションの業界リーダーです。アリスタの受賞歴のあるプラットフォームは、CloudVision®と高度なネットワーク・オペレーティング・システムであるArista EOS®を通じて、可用性、俊敏性、自動分析、セキュリティを提供します。詳細については、www.arista.comを参照してください。

ARISTA、ColudVision、CloudEOSは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.com.をご覧ください。このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、コスト削減、性能、信頼性、効率セキュリティ機能に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、技術や市場の急速な変化、顧客要件と業界標準、市場、政治、経済、ビジネスに関する全般的な状況、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

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