FPGAのプログラマビリティを活用して、レイヤ2/3のフル機能を低遅延にチューニング

2021年5月18日、カリフォルニア州サンタクララ発 -- アリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、アリスタの既存ソリューションに比べ、遅延を3分の1未満に低減する新しい超低遅延スイッチを実現する、Arista 7130向けのSwitchAppを発表いたしました。SwitchAppは最新のプログラマブルFPGA技術を基盤とし、Arista EOS®(Extensible Operating System)と完全に統合されています。これらの技術を組み合わせることにより、レイヤ2/3のフル機能を備えたスイッチの柔軟性と、高度にチューニングされたソリューションのレイテンシーを活用して、桁外れのスピードで金融市場にアクセスすることができます。 

トレーディング会社や金融サービス会社が新たな市場環境に対応できるかどうかは、ネットワークの機動性とパフォーマンスにかかっています。Arista SwitchAppは1/10/40Gレイヤ2/3に完全対応したスイッチング・アプリケーションで、プログラマブルFPGAスイッチであるアリスタの7130シリーズ上で動作します。SwitchAppは、レイヤ2スイッチングで100ナノ秒未満の超低遅延を実現します。FPGAはきわめて柔軟性の高い汎用デバイスで、ソフトウェアにより、ゲート・レベルでの設定が可能であるという利点があります。

ASX(オーストラリア証券取引所)の技術インフラ担当GM、David Glavin氏は次のように述べています。「ASXはアリスタのクライアントとなって長く、数世代にわたる低遅延スイッチ、7130ハードウェア、FPGAアプリケーション、CloudVisionソフトウェアを利用しています。この最新イノベーションがすべての技術を結び付け、ネットワークの管理とモニタリングを統合できることを嬉しく思います。これにより、効率がアップし、お客様は優れた成果を上げることができます」

アリスタのシステム・エンジニアリングおよびプラットフォーム担当VP、Martin Hullは次のように述べています。「これはスイッチ技術にとって大きな前進です。SwitchAppは、アリスタの最も低遅延のL2/3スイッチであるだけでなく、機能豊富なEOSのルーティング・スタックと運用モデルも提供します。超低遅延とプログラマブルFPGAをEOSと組み合わせることで、お客様は、ネットワーク全体を単一のオペレーティング・システムでシンプルに稼働させるという恩恵を受けることができます」

超低遅延とプログラマビリティの統合

アリスタは、再プログラム可能性を最大限に活用し、お客様が新たな要件に合わせてシステムをチューニングできるようにしました。FPGAのプログラマビリティにより、通常はスイッチング・パイプラインの心臓部のハードウェアのアップデートを必要としていた革新的な機能の追加を、ソフトウェア・アップデートや、最高レベルのパフォーマンスが必要な金融サービスや低遅延アプリケーションの設定オプションを通じて提供することが可能となりました。

単一イメージがもたらす一貫性を超低遅延が求められる環境に拡張

ネットワーク・コアの管理に使用しているのと同じオペレーティング・システムで超低遅延のFPGAベース機器を動作させるなど、ネットワーク全体でEOSを実行できるようになりました。Arista 7130シリーズは、アリスタのCloudVisionソフトウェアとも連携しています。CloudVisionは、ネットワーク全体にわたるプロビジョニング、オーケストレーション、テレメトリのモデルを提供し、サードパーティのオーバーレイ・コントローラ、オーケストレーション・システム、セキュリティ・プラットフォーム向けの統合制御ポイントの役割を果たします。EOSを使用して超低遅延のFPGA機器を管理することにより、一貫性を維持し、使い慣れている設定方法と機能セットでモニタリングや設定管理を行って、運用面で大きなメリットを得ることができます。同じEOSソフトウェアがアリスタの全製品で動作するので、認定の必要があるユーザは、単一のソフトウェア・リリースを認定するのみでよくなります。 

7130シリーズとArista SwitchAppでEOSを利用できるため、超低遅延のハイブリッドL1/2/3スイッチングとFPGAのプログラマビリティが誰にでも手の届くものになり、これらの高度な技術を実際に活用できる市場の幅が広がります。基盤となるこれらの製品のリリースは、この分野におけるイノベーションの新時代の幕開けを告げ、金融サービスおよびアリスタやサードパーティ(アリスタのFPGA開発キットを使用)から提供される革新的なFPGAベース・アプリケーションに対する長期的なコミットメントを示すものです。

7130 SwitchApp - 応用事例

SwitchAppの超低遅延L2/3機能は、さまざまな展開シナリオをサポートします。

  • 複数の取引所接続、L1タッピング、ルーティング、冗長化による取引所対応
  • 冗長接続を含む、マルチレイヤでMLAGベースのリーフ/スパイン
  • トレーディング・ネットワークのマルチキャスト・パブリッシュおよびサブスクライブ

7130シリーズの機能をEOSで有効化すると、ネットワーク・タッピングおよびモニタリング、メディア変換、リモート・ケーブル管理などのユースケースにL1技術を利用できるようになります。
同一機器内でレイヤ1、2、3を組み合わせることにより、ケーブル接続のオーバーヘッドを最小化し、データセンターの柔軟性を最大化する高性能なハイパーコンバージド・インフラを実現できます。

製品について

Arista SwitchAppは、現在顧客テスト用に提供中で、2021年第2四半期に正式版を提供する予定です。

今回の発表について詳しく説明したAnshul Sadanaのブログをこちらでお読みください。

 

アリスタネットワークスについて

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンター、およびキャンパス環境向けのコグニティブ・クラウド・ネットワーキング・ソリューションの業界リーダーです。アリスタの受賞歴のあるプラットフォームは、CloudVision®と先進的なネットワーク・オペレーティング・システムであるArista EOS®によって、可用性、俊敏性、自動分析、およびセキュリティを提供します。詳細については、www.arista.comを参照してください。

ARISTA、ColudVision、EOSは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.com.をご覧ください。このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、性能、機能に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、技術や市場の急速な変化、顧客要件と業界標準、市場、政治、経済、ビジネスに関する全般的な状況、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

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