業界トップクラスの性能、電力効率、高可用性

非常に動的なクラウドおよびエンタープライズのデータセンター・ネットワークが拡大し続けることで、さらに多くの帯域幅需要が生じ、ネットワークのリーフとスパインの両方の階層で高密度の25ギガビットおよび100ギガビットのイーサネット・スイッチへのニーズが高まっています。Arista 7050X3はArista 7050Xシリーズのメンバーで、データセンター・スイッチのラインナップの中でも重要なコンポーネントです。Arista 7050Xシリーズは、特別に設計された電力効率のよい良い小型のフォーム・ファクターのデータセンター・スイッチで、ワイヤスピードのレイヤ2およびレイヤ3機能と、SDCN(Software Driven Cloud Networking)に対応する低レイテンシーおよび高度なEOS機能を備えています。

Arista EOSと組み合わせることで、7050X3は大規模なレイヤ2およびレイヤ3のクラウド設計、オーバーレイ・ネットワーク、企業の仮想化データセンター・ネットワークまたは従来のデータセンター・ネットワークなど、さまざまなオープン・ネットワーキング・ソリューションに展開できます。

Arista 7050X3シリーズの紹介

7050X3は、小型のフォームファクターで10G、25G、40G、100Gなどの速度の柔軟な組み合わせをサポートしているので、投資を保護しながら、多種多様なアプリケーションと、最近のデータセンターによく見られる水平型(East-West)トラフィック・パターンに対応するネットワークを設計できます。

7050X3シリーズ
説明 Arista 7050X3シリーズの固定構成のリーフ/スパイン・スイッチ
スイッチング・スループット 6.4 Tbps
最大転送レート 2 Bpps
40/100Gインターフェイス 最大32
10/25Gインターフェイス 最大128
ラック・スペース 1RU
100Gの通常電力 ポートあたり7W
ホットスワップ可能な電源およびファン
反転可能なエアフロー

 

7050X3は、他のArista Xシリーズ・システムですでにサポートされている豊富なEOS機能をサポートします。運用と機能の一貫性により認定時間が短縮され、機能強化としては、ネットワーク・セグメンテーション用の単一パスVXLANルーティング、最適パス選択用の動的負荷分散(DLB)、ネットワーク・アドレス変換(NAT)の追加などがあります。

高性能な10/25/40/100GbEリーフ/スパイン

  • 高密度のワイヤスピード10G、25G、および100G
  • 最大6.4Tbpsのシステム容量
  • 高密度の25G IEEE準拠
  • ポート間で800ナノ秒以上のレイテンシー
  • 次世代型イーサネットにシームレスに移行するためのデュアル・モード10/25Gに対応

データセンターに最適な設計

  • 構成可能なテーブル・スケーラビリティのための統合された転送テーブル
  • ロスレス・ネットワーク用に最適化された完全に共有される32MBのパケット・バッファ
  • 10Gから25Gおよび40Gから100Gへの移行のための一貫性のあるケーブル配線
  • L2とL3で最大128wayのマルチパス
  • 省電力でTCOを削減
  • 冗長性のあるホットスワップ可能な電力と冷却

高度なトラフィック制御、プロビジョニング、モニタリング*

  • CloudVisionによるワークフロー自動化とオーケストレーション
  • LANZによるマイクロバースト検出
  • VXLANとEOSネットワーク・トレーサ
  • オープンな拡張性とプログラマビリティ
  • Software Driven Cloud Networking
  • 動的負荷分散
  • ネットワーク・アドレス変換

高可用性

  • 冗長性のあるホットスワップ可能な電力と冷却
  • 高温/低温の通路に向けて反転可能なエアフロー
  • ヒットレス・ソフトウエア・アップグレードによるスマートなシステム・アップグレード*
  • ステートフル・フォールト・リペア(SFR)による自己回復機能
  • 耐障害性を備えたECMPとLAGハッシュ
  • MLAG ISSU
  • ヒットレス速度変更

7050X3シリーズは、ECMP、MLAG、VXLANのテクノロジにより、極めてスケーラブルな2階層ネットワークを実現できます。

MLAGのスパイン - レイヤ2のオール・アクティブ・マルチパス

  • 業界標準のプロトコル(LACP)
  • スパニング・ツリー・トポロジの簡素化や排除
  • トラフィックの把握や調整が簡単

128 Way - レイヤ3のオール・アクティブ・マルチパス

  • 柔軟性のあるトラフィック分散のための128 Wayの等価コスト・マルチパス(ECMP)および不等価コスト・マルチパス(UCMP)
  • 業界標準のプロトコル(OSPF、BGP)
  • L2の排除で非常に優れたスケーラビリティとフォールト・トレランスを実現
  • 2階層で非常に優れたスケーラビリティと一貫性のある低レイテンシーおよびパフォーマンス

VXLAN L2 over L3 - 両方の特長を実現

  • ECMPを使用したオール・アクティブ・マルチパス(最大128way)
  • 全アプリケーションで単一のL3ネットワーク
  • L2拡張によるステートフルVM - VM over L3
  • L2の拡張で優れたスケーラビリティを実現(16M Virtual NW)
  • パブリック・インフラ上のクラウド・バースト

クラウド規模のオープン・ネットワーキングに対応する25/100Gのリーフおよびスパイン・ソリューション

Arista 7050X3シリーズは、電力効率のよい良い小型のフォーム・ファクターに収められたノンブロッキングの10/25Gおよび100Gデータセンター・スイッチで、ワイヤスピードのレイヤ2およびレイヤ3機能を備えています。これらはスケーラブルなL2およびL3リソースに、柔軟なスイッチ・アーキテクチャを組み合わせたもので、複数のオーバレイ・テクノロジと先進的なカプセル化をサポートします。

7050X3シリーズでは、よく知られているSFPインターフェイスを使用した25Gと、幅広く導入されているQSFPインターフェイスを使用した100Gが提供され、ポート速度を柔軟に選択できるため、ほかに例を見ない柔軟性が提供され、データセンターを次世代のイーサネット性能へとシームレスに移行することができます。また、7050X3シリーズは業界屈指の電力効率を提供し、データセンター向けに最適化されたエアフローを提供します。7050X3シリーズは、Arista EOSと組み合わせることで、大企業、ビッグ・データおよび機械学習環境、従来のデータセンターおよび仮想化したデータセンター、およびサービス・プロバイダーのエッジ・ネットワーキングの役割に最適な高度な機能を実現します。

7050X3シリーズの中核となるのは、高性能で大規模なIPルーティング・テーブルを提供する6.4Tbpsパケット・プロセッサと、完全に共有される32MBのインテリジェント・バッファです。

以下の表で7050X3シリーズのモデル比較を示します。

Arista 7050X3シリーズのモデル比較

  7050CX3-32S
7050CX3-32S
7050SX3-48YC12
7050SX3-48YC
7050SX3-48YC8
7050SX3-48YC
スイッチの高さ 1RU 1RU 1RU
ポート 100G QSFP 32ポート
10G SFP 2ポート
25G SFP 48ポート
100G QSFP 12ポート
25G SFP 48ポート
100G QSFP 8ポート
最大100Gポート数 32 12 8
最大50Gポート数 64 24 16
最大40Gポート数 32 12 8
最大25Gポート数 128 96 56
最大10Gポート数 128 96 56
L2/L3スループット 6.4 Tbps 4.8 Tbps 4.0 Tbps
L2/L3 PPS 2 Bpps 2 Bpps 1 Bpps
レイテンシー 800ナノ秒 800ナノ秒 800ナノ秒
通常消費電力 206W 179W 165W
ACおよびDC
合計システム・バッファ 32MB 32MB 32MB
RU 1 1 1
CloudVision
スマート・システム・アップグレード*
ZTP
VM Tracer
AEM
VXLANルーティング
LANZ
DLB *
NAT *
ヒットレス速度変更
エアフロー 前面/背面または背面/前面 前面/背面のみ 前面/背面または背面/前面

*EOSではまだサポートされていません。

 

リソース 7050X3シリーズ
MACテーブル・サイズ

288,000

最大のv4/v6ホスト・ルート 168,000 / 104,000
最大のIPv4ルート・プレフィックス 360,000
最大のIPv6ルート・プレフィックス 192,000
最大のマルチキャスト・グループ 104,000
最大のLAGグループ 128(ブレークアウト・モード設定時)
最大のLAGメンバー 64ポート
最大のECMPファンアウト 128-way
イングレス/イグレスACL 2,000 / 2,000

*リソースの値はすべてハードウェアの性能による最大値です。