アリスタネットワークス データセンターの相互接続ソリューションを提供
Box、Equinix、Netflixが採用、オープンでセキュアなクラウド相互接続を実現

2015年11月17日、カリフォルニア州サンタクララ発 -- アリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、パブリック・クラウドやプライベート・クラウドのデータセンターを相互接続するソリューションを発表いたしました。EOSとCloudVisionTMの優れた特長を生かした相互接続によって、設備投資と運用コストの両方を削減できます。

アリスタは、クラウドの相互接続ニーズに応えるために、複数のデータセンター間にまたがったスパイン・ネットワークを拡張するための次のような機能を提供します。

  1. スパイン・トランジット:スパイン・スイッチのArista 7500E用として、コヒーレントDWDMの6ポートの100Gラインカードを発売しました。長距離伝送に対応したラインカードで、MACsecの暗号化機能も備えています。
  2. スパイン・インターコネクト:標準規格に基づくVXLANソリューションを使って、レイヤ2サービスをデータセンター間に拡張します。
  3. スパイン・ピアリング:コストパフォーマンスに優れたマーチャント・シリコンのスパイン・プラットフォームでインターネットのフル・ルート制御を効率的にサポートします。

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お客様の導入事例

Boxは、コンテンツ管理とコラボレーションのためのプラットフォームを法人向けに提供している企業です。Fortune 500企業の52%をはじめ、世界中で5万社がBoxを利用しており、ユーザーは4000万人以上に上ります。サービスが成長を続ける中、データセンター間の通信量の増加に対応するために、BoxはArista 7500EのコヒーレントDWDMソリューションを導入しました。この結果、いつどこからでも安心してサービスを利用したいというユーザーのニーズに応えながら、サービスを拡大し、データセンター間接続のセキュリティ、パフォーマンス、費用対効果を高めることができました。

以前は、離れた場所に分散してデータセンターを開設する場合、いずれか1カ所をプライマリのデータセンター、それ以外をバックアップのデータセンターとして扱うのが一般的でした。しかし、現在のスケールアウト型のクラウド・データセンターでは、離れた場所に分散したデータセンター全体を、論理的に1つのコンピューティング・クラスタやストレージ・クラスタとして扱うモデルへの移行が進みつつあります。この場合、データセンター間の通信量は必然的に増え、セキュリティの強化も必須になります。また、クラウド・ネットワーキングの原則を維持するためには、大規模環境での運用効率に主眼を置いた、標準ベースのオープンなソリューションが求められます。

通常、長距離間の広帯域接続では、光通信用のデバイスを別途用意する必要があり、コストがかかります。7500Eシリーズの新しいコヒーレントDWDMラインカードは、ワイヤレートのスイッチングに対応した100Gの光インターフェイスを搭載し、最大5000kmの伝送が可能です。統合型の製品であることから、外付けのDWDMデバイスを別途用意することなく、長距離伝送に対応できます。さらに、100Gの全ポートに、IEEE 802.1AE(MACsec)の256ビット暗号化機能を搭載していますので、データセンター間で機密データを伝送する際のセキュリティも万全です。

EquinixのCTO(最高技術責任者)、Ihab Tarazi氏は次のように述べています。「Equinixは、大企業、コンテンツ・プロバイダ、インターネット・サービス・プロバイダ、クラウド・サービス・プロバイダ向けにデータセンターの相互接続サービスを提供している代表的企業です。EquinixのInternet Exchange(IX)では、ピアリングに参加している各社に向けてL2相互接続をグローバルに提供し、地理的に分散したL2ファブリックを実現しています。アリスタが7500Eで提供しているVXLANのクラウド相互接続ソリューションは、IXファブリックのスケールアウトで効果を発揮します。当社は、アリスタのVXLANソリューションとEOSを基盤として、耐障害性を備えたクラウド規模のL3設計に移行したことで、ネットワークの運用効率とパフォーマンスを向上させ、ビジネスの成長に対応できています」

VXLANソリューションで先頭を行くアリスタは、データセンター内のネットワーク仮想化ソリューションを拡大して、クラウド間のレイヤ2相互接続にVXLANを採用しています。従来のレイヤ2相互接続ソリューションは、複雑なプロトコルやベンダー独自のプロトコルを基盤としており、現在のクラウド・ネットワーキング・アーキテクチャで求められるオープン性を備えていません。アリスタのVXLANソリューションは、標準に準拠したオープンな手法を使って、アリスタのユニバーサル・クラウド・ネットワーク設計を強化し、さまざまな用途の相互接続で効果を発揮します。

地理的に分散した拠点を結ぶコンテンツ・プロバイダにとっては、データセンターからインターネットへとコンテンツを効率的にルーティングするうえで、ポリシーに基づくトラフィック・エンジニアリングが不可欠です。従来、この用途には、インターネットのルーティングテーブル全体をハードウェアに保持するために高価なエッジルーターをピアリング用として利用していました。

Netflixのグローバルネットワーク担当ディレクター、Dave Temkin氏は次のように述べています。「Netflixは、CDNの範囲を拡大し、Open Connectを通じたピアリング接続を推進する中で、高密度の10/100G IPピアリング・プラットフォームを必要としていました。従来のルーター・プラットフォームは高価で、ポート密度が低く、当社の用途にはかなりオーバースペックの設計でした。当社は、コンテンツの最適なルーティングを判断する処理に、自社製のソフトウェアスタックを利用しています。アリスタのスイッチング・プラットフォームを導入したことで、効率性とコストパフォーマンスに優れたプログラマブルなエッジソリューションを実現し、コンテンツの広帯域配信のビジネスニーズを満たすことができました」

マーチャント・シリコンをベースとした7500E/7280Eをはじめ、アリスタのスパイン・プラットフォームは、コンテンツ・プロバイダにとって、このようなクラウド・ピアリング用の新たな選択肢となります。その基盤にあるのは、EOSのプログラマブル・アーキテクチャです。さらに、Selective Route Download(SRD)機能や、sFlowによる高度な分析機能などを利用した最適化も効果を発揮します。アリスタの10GbE/100GbEソリューションは、クラウド・ピアリング用としてはオーバースペックだった従来のルーターに比べて、優れた効率性、ポート単価の抑制、消費電力の削減、高密度といった特長があり、コロケーションとトランジットにかかるコストを削減できます。

アリスタは、スパイン・アーキテクチャとクラウド相互接続について解説するオンラインの技術セミナーとチュートリアルを、「The Universal Spine: Cloud Internetworking Use Cases」として、太平洋標準時の2015年12月10日午前10時から開催します。http://bit.ly/1kAI7H5 からご登録ください。

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提供開始時期

アリスタのクラウド相互接続ソリューションのすべての構成要素は、既に提供を開始しています。

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アリスタネットワークスについて

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンターのストレージとコンピューティング環境に特化した先進のSDCN(Software Driven Cloud Networking)ソリューション企業として設立されました。さまざまな受賞歴を誇るアリスタのプラットフォームは、10G~100Gbpsのイーサネットに対応し、従来の概念を覆すスケーラビリティ、即応性、耐障害性を備えています。CloudVisionと、先進のネットワークOSであるEOSを基盤とするクラウド・ネットワーキング用のスイッチは、全世界で500万ポート以上が導入されています。オープン規格を推進するアリスタは、25/50GbEの仕様策定を目指す25 Gigabit Ethernet Consortiumの創設メンバーでもあります。アリスタネットワークスの製品は、パートナーを通じて、世界各地でご利用いただけます。

ARISTA、EOS、CloudVision、Splineは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。

詳細情報やリソースについては、https://www.arista.comをご覧ください。

このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、アリスタのクラウド・ネットワーキング・ポートフォリオの設計と実装で利用されている特徴とベストプラクティスに関する記述、および、運用コストの削減とサービス・レベル・アグリーメントの向上に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、当社の限定的な稼働履歴と新製品の開発経験および発売経験、製品、サポート、またはサービスの品質に関する問題、急速に進展する技術革新、顧客要件と業界標準、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

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